50代でお金の使い方が上手い人の特徴は?3つの行動をFPが解説します|横浜、東京近郊出張対応&オンライン(WEB)相談可・ライフプラン、資産運用、保険の見直しはFCTGファイナンシャルプランナーズにご相談ください。

50代でお金の使い方が上手い人の特徴は?3つの行動をFPが解説します

2026年3月13日
執筆者:土屋 ごう
  • 50代でお金の使い方が上手い人の特徴は?3つの行動をFPが解説します
これまでがんばって働いてきて年収もある程度になり、貯蓄もできている。それでも「このままでいいのか?」と不安を抱く50代の方は多いものです。

私はFPとして15年間、800世帯以上の家計を拝見してきました。そのなかで、お金の使い方が上手な50代がとっている行動を突き詰めると、シンプルに「ふやす・維持する・減らす」の3つに分類できます。
具体的には資産をふやすこと、健康を維持すること、出費・税金を減らすことです。

本記事では、単なる節約や家計管理にとどまらない、生涯の安心につながるお金についての考え方・行動を紹介します。

お金の使い方が上手な50代の考え方

  • お金の使い方が上手な50代の考え方
お金の使い方が上手な50代は、これまでの「当たり前」が通用しなくなってきていることを知っています。そのうえで、プロの知見を借りながら自分のゴールと判断基準を持ってお金を使ったり貯めたりしている点が特徴です。
まずはお金についての上手な「考え方」から解説していきます。

インフレ脳を持っている

「インフレ」とは物価が持続的に上昇し、お金の価値が相対的に下がる現象です。ここ数年でよく耳にするようになりましたが、さらに遡って20年前と現在の物価を比べてみましょう。
● 牛丼:380円→498円(+31%)
● iPhone:6万8,000円→15万9,800円(+135%)
● 新築マンション:4,500万円→7,000万円(+55%)
あわせて、消費税も5%から10%へと2倍になっています。

一方で、私たちの収入はどうなっているのでしょうか。
● 平均年収:435万円→478万円(+10%
● 退職金:2,300万円→2,000万円(▲15%
物価や税率の上昇に対して、平均年収の上昇率が小さいことがみてとれます。退職金に至っては、増えるどころか減少していますね。

モノやサービスの値段は上昇するのに収入が増えない時代において、預貯金の微々たる利率ではお金を増やせないどころか守れません。
お金の使い方が上手な50代は、「とりあえず貯金しておけば大丈夫」といった考え方はもう通用しないことを理解し、真にお金を守り、ふやすアクションをとっています。

専門的なことはプロに任せる

学校で金融経済教育の機会が整ってきたのはここ最近の話です。今50代の方の多くは「お金の基本」を学校で教わっていない世代であり、自ら学ぼうとする意欲の高い方が多くみられます。
もちろん自分で学ぶ姿勢は大切です。ただ、お金の勉強とひと口にいっても、資産運用、税金、社会保険、相続、これらに関わる法制度など内容は専門的かつ多岐にわたります。

まだまだ働き盛り、忙しい50代にとって時間は貴重な資源です。優秀な方ほど専門的なことはプロの知見を頼って判断の精度を高め、自分で勉強する時間的なコストを抑えて「自分にとっての最適解」を得ています。そして、浮いた時間を健康維持や家族団らんに充てて、仕事や人生を充実させています。

自分のゴールと判断基準を持っている

お金を上手に使うには、お金を使う「 判断基準」が重要です。なぜなら、未来は不確実で分からないことだらけのためです。
老後どんな暮らしをしたいか、そのために必要な老後資金はいくらか、それをどのように用意するのか。完全に仕事をリタイする時期は?親の介護が始まったらどうする…?

お金を上手に使える50代は、こうした正解のないものごとに対して、ざっくりとでもゴールと道すじを描いています。すると、SNSの情報や周囲の意見、感情に振り回されず冷静な判断を下しやすくなります。
賢い50代は、人生のゴールやお金についての判断基準を明確にするためにも、プロの手を上手に借りて「迷いどころ」をできるだけ事前に減らしている点が特徴です。

1. お金を「ふやす」行動

  • 1. お金を「ふやす」行動
お金をふやす行動とは、具体的には 投資です。50代ではもう遅いと考える方も少なくありませんが、平均寿命から考えればこの先まだ30年、40年と人生は続きます。
インフレが続く前提では、老後も長く資産を守るために「ふやす」視点が欠かせません。
本パートでは、投資行動に関する基礎を簡単に解説します。

NISAとiDeCoをフル活用して投資している

「50代で投資はもう遅い、やめておいたほうがいい」といわれることがあります。
しかし厚生労働省によれば、男性は81歳、女性は87歳が平均寿命です。(※)老後の生活は長く、50代はまだまだ時間のある年代です。しかも物価の上昇が続いていますから、お金の使い方が上手な方は老後のために積極的に投資に取り組んでいます。

まず活用すべきは NISAiDeCoでしょう。どちらも税制優遇があり、老後資産をつくるための積立投資に適した制度です。預貯金は預貯金で一定必要ですが、老後も長くお金を守っていくために、こうした制度をフル活用して今のうちにお金をふやし、老後の準備を着々と進めていきましょう。

※参考:主な年齢の平均余命|厚生労働省

【関連記事】

よく分からない複雑な儲け話には手を出さない

資産運用が重要といっても、投資先や投資手法には気をつける必要があります。
お金を上手にふやせる方は、先ほど紹介したNISAとiDeCoを中心として、投資の基礎に忠実な行動をとっていきます。反対に、いかにも儲かるように感じられる「すごそう」な商品には割に合わないリスクが紛れているのでは?と訝しみ、手を出しません。

具体的には、 @自分の言葉で仕組みを説明できない商品 A節税をうたう投資商品 Bリスクのない投資話に気をつけましょう。

@自分の言葉で仕組みを説明できない商品の例としては、
プライベートアセット
仕組債
輸入ヘッジファンドなどがあげられます。
聞きなじみのない商品は何だか儲かりそうだと感じやすいものですが、実際はハイリスク・ハイリターンかつハイコストなものが多いといえます。
利益が出るしくみ・リスク・コストを自分の言葉で説明できないなら、手を出さないこと。これも投資の基本です。

次に
A節税をうたう投資商品にも注意します。
高年収になるほど「節税」の2文字が強烈な魅力に感じられるかもしれませんが、それは本当に投資の効果を得られる商品でしょうか。
たとえ節税効果が得られても、投資である以上は資産の増加が見込めなければ意味がありません。着実にお金をふやせる方は、目先のメリットに飛びつかず、一歩引いて冷静に、経済合理性がある商品かどうかを見極めています。

最後にBリスクのない投資話には絶対に手を出しません。
どんな投資でも程度の差はあれ必ずリスクがつきものです。言い換えれば「元本保証」や「必ず儲かる」「ノーリスク」をうたう投資話は詐欺の可能性があります。
近年は詐欺の手口も非常に巧妙になっています。「そんな話に私は引っかからない、大丈夫」と思わず、甘い話を聞いたときには即決しないでいったん持ち帰り、周囲に相談してくださいね。

2. 健康を「維持する」行動

  • 健康を「維持する」行動
「ふやす・維持する・減らす」行動の2つ目である「維持する」は健康の維持を指します。

老後のために資産をふやすことも大切ですが、健康がその土台になります。なぜなら、投資のリターンよりも「働いて得る収入」のほうが一般的には大きいためです。要するに、健康な心身はお金以上の、最大の資産といえます。
身体の衰えも気になる50代にとっては、健康への投資が上手なお金の使い方のひとつ。本パートではその具体的な内容をみていきましょう。

心身のメンテナンスを習慣にしている

お金の使い方が上手な50代の方の多くは、健康維持のための支出をコストではなく 投資として捉えています。そして、そのための時間の捻出にも積極的にお金を使います。
● 身体の健康を維持するための投資
 ♦ 食事・睡眠・運動のよい習慣づくり
 ♦ 人間ドックや脳ドックなど定期的な健康診断 

● 心の健康を維持するための投資
 ♦ 趣味をはじめとするリフレッシュ
 ♦ 家族や友人との食事など、大切な人との時間

● 時間を確保するための投資
 ♦ 家事代行や時短家電、ミールキットなどで家事の短縮
「家事を人に任せるなんて怠慢では…」といった価値観もまだ根強いものです。しかし便利な商品やサービスの利用によって時間が生まれ、健康の維持につながるのであれば、私は立派な「投資」だと思います。反対に、無理をして心身が不調に陥ればさらにストレスを感じますし、医療費=コストが増えてしまいます。
大切なことなので繰り返しますが、 健康は最大の資産です。「お金を使って楽をできるところは楽をする」考え方も時には大切です。

ポイント:消費・浪費・投資の基準は自分のなかにある

お金の使い方が上手な方は、消費・浪費・投資の分類を他人の基準で決めません。一般的には浪費や消費とされる支出でも、 自分にとって意義があるなら投資だと定義します。

たとえば、趣味や旅行について。頻度や金額の程度はありますが、よいリフレッシュとなって気持ちが整うならメンタルケアの一環です。
ほかにも、通勤時につい買ってしまうコーヒーだって投資になりえます。会社の最寄り駅より1駅前から運動のために歩き、おいしいコーヒーをご褒美として買うのだとしたら、そのコーヒー代は「ラテマネー」と呼ばれる浪費ではなく、運動を続けるための投資といえるでしょう。

また、お金の使い方が上手な方は見栄でお金を使いません
高級車やブランドバッグ、時計などの高級品は「本当に好きだから」選ぶ傾向にあり、周りからよくみられたいからといった理由では買いません。仕事のパフォーマンスやモチベーション、生活の質を向上させてくれるものに対してお金を使う価値観を持っています。

3. 出費と税金を「減らす」行動

  • 出費と税金を「減らす」行動
最後に、お金の使い方が上手な50代は、ムダな出費と税金を減らすシビアな視点も持つ点が特徴です。なかでも大きな固定費となりやすい保険と税金のカットに面倒くさがらずに取り組んでいます。
本パートでは保険の見直し方と、ごく基本的な節税方法について紹介します。

人生の節目で保険を見直す

保険はライフステージに合わせて調整し、役目を終えた保障は卒業していくものです。そして、 50代は保障を減らしてもよいタイミングを迎える時期といえます。具体的には、以下が生命保険・医療保険の見直し時です。
● 教育費の負担がなくなった/メドが立った
● 万が一のことがあっても困らない程度の資産が積み上がった
こうしたタイミングで、もう必要なくなった保障や特約を整理して保険料をカットし、手元のお金を増やしましょう。そして、浮いたお金は健康維持や老後資産づくりにまわします。

【関連記事】

基本的な節税を取りこぼさない

所得税は年収が上がるにつれて段階的に高まるしくみです。手取りを増やすには、課税対象となる所得を減らす必要があります。その方法は大きく2種類。控除の利用と、給与所得以外で赤字をつくることです。ここから簡単に解説していきます。

控除を使う

所得または税額から一定額を差し引くことを控除といいます。要するに、課税対象となる所得や税額そのものを減らして手取りを守る方法です。
会社員でも利用できる代表的な控除は以下のとおりで、 年末調整または確定申告で適用します。
● 生命保険料控除
● 地震保険料控除
● 医療費控除/セルフメディケーション税制
● 住宅ローン控除
● 配偶者控除
● 扶養控除(子・親)
また、よくある間違いとして、ふるさと納税は節税にはなりません
たしかに控除は受けられますが「寄附額から2,000円を引いた額が所得税と翌年度の住民税から控除される」形で、言い換えれば住民税を前払いする制度です。
したがって、ふるさと納税は節税というよりも、「故郷や愛着のある地域を寄付で応援する代わりに返礼品を受け取れる制度」として利用しましょう。

【関連記事】

投資による節税はあくまで投資ありきで取り組む

とくに高年収の会社員の方には、私自身も節税の一環として不動産投資をおすすめするケースがあります。不動産投資にかかったコストは必要経費として計上できるものもあり、所得の圧縮効果を期待できるためです。

ただし、 節税はあくまで投資の結果としてついてくるものです。
不動産投資をはじめ節税効果を期待できる投資は手間がかかるものも多く、物件選びを誤ると逆に損をする可能性があります。節税の目的は税金を減らして手取りを増やすことですから、投資の部分で損をして資産を減らしてしまっては本末転倒です。
投資による節税に取り組む際はこうした手間やリスクを承知のうえで、投資としての効果を最優先に検討しましょう。

【関連記事】

3つの行動を意識してお金と上手につき合おう

  • 3つの行動を意識してお金と上手につき合おう
本記事では、私がこれまで800世帯以上の家計をみてきたなかで気づいた「お金の使い方が上手な50代の特徴」について解説してきました。最後に、その共通点である3つの行動をもう一度整理しておきましょう。
  • Check
  • お金をふやす:NISAやiDeCoを活用し、妙な儲け話には手を出さない
  • Check
  • 健康を維持する:心身の健康維持に優先度高く取り組む
  • Check
  • 出費と税金を減らす:保険の見直しや適切な節税に取り組む
これらの行動はインフレの継続を前提としています。物価の上昇が続き、老後資産づくりやお金の防衛が難しくなっている昨今では、 一生涯のマネー戦略を立て、ゴールに向かってブレずに行動していく必要性が高まっています。

ご自身での勉強ももちろん大切ですが、専門的なことは早めにプロを頼り、将来の見通しだけでも先に立てておきませんか。
これまで多くのご相談を受けるなかで「どうしてもっと早く相談してくれなかったのだろう」と思ったことも少なくありません。

当所では、初回の面談は無料としております。どんな小さなお悩みでも構いません。SNSやネットの情報に判断を流されてしまう前に、無料体験面談へお越しください。
お問い合わせは下のバナーまたはこちらのお問い合わせフォームからどうぞ。

【関連記事】
  • ライフプラン
  • 2025LINEバナー

PageTop