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一戸建て?マンション?共働き子育て世帯が住宅を購入するポイントを解説<前編>

2023年4月13日
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お子さんがいらっしゃるご夫婦は30代、40代の段階でマイホームの購入を検討するケースを多く見てきました。住宅を購入するとなると、まず一戸建てとマンションのどちらを選ぶか悩んでしまいますよね。とくに共働きのご家庭では夫婦2人とも働いているからこそ心配な点もあるでしょう。
「駅近、保育園の近さ…いろいろ希望はあるけれど、何を重視して選んだら良いか決めかねる」
「一戸建てとマンションの違いはなんとなく分かるけれど、見落としがないかできるだけ事前に調べておきたい」と思うのも自然です。

今回は共働き子育て世帯が住宅を購入する際に考えたい7つのポイントと、一戸建て・マンションそれぞれのメリット・デメリットを前編と後編に分けて解説します。住宅を選ぶ際に重視したいポイントをご家庭で明確にして、物件選びに臨みましょう。

共働き子育て世帯が住宅を購入する際に考えたい7つのポイント

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住宅を購入する際にはさまざまな希望があるでしょう。複数ある希望のなかで現在のライフスタイルや将来のライフプランを考慮した優先順位づけが大切です。
マイホーム購入調査(2018年SUUMOジャーナル編集部)によると、共働き子育て世帯が住宅購入にあたって重要視した点は次のような結果になっています。
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共働き子育て世帯の住宅購入で考えておきたい7つのポイント
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  • 1. 通勤の利便性
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  • 2. 教育施設までの距離
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  • 3. 周辺の治安
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  • 4. 実家との距離
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  • 5. 物件の広さ
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  • 6. 住み替えの柔軟性
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  • 7. 住宅ローンの返済プラン
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    1. 通勤の利便性
    駅やバス停までの距離、職場へのアクセスを考慮して物件を探しましょう。通勤時間が長くかかれば、そのぶん家事や育児の時間を圧迫しかねません。もし今はリモートワークでも今後また通勤の可能性があるなら、通勤にかかるお互いの負担を考えて物件を探したほうが無難でしょう。
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    2. 教育施設までの距離
    保育園・幼稚園、小学校までの距離は調査結果でも1位になっています。通勤の利便性とともに送迎の利便性も考えておきましょう。小学生になると送迎がなくなり、ひとりまたはグループでの登下校になるため、学校から近いほうが安心です。
    また保育園や幼稚園が近くても、地域によっては入園激戦区である可能性があります。入園できそうかどうかも事前に調べておくと安心です。
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    3. 周辺の治安
    保育園・幼稚園や小学校から物件周辺の治安、通勤環境の治安も大切です。先述のとおり小学生になると学校への送迎がなくなるため、お子さんがひとりでも安心して登下校できる環境かどうかはとくに重要なポイントでしょう。
    街灯やらくがきの有無、夜間に若者がたむろする場所がないか、人通りの多さなどからある程度は把握できるため、時間帯を変えて見に行ってみることをおすすめします。
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    4. 実家との距離
    もしご実家のお住まいが近郊なら、ご実家の近くで物件を探す選択肢もあります。お子さんが体調不良になった日や、急な残業で迎えに行く時間が遅くなる日などはとくに、ご実家を頼れれば大きな手助けとなるでしょう。
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    5. 物件の広さ
    とくにマンションを検討する場合は予算内でじゅうぶんな広さ、部屋の数が確保できそうか、今後の家族構成といった観点からよく検討しましょう。収納スペースの多さや、リモートワークの方なら仕事に集中できる環境をととのえられそうかといった点も快適な生活につながります。
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    6. 住み替えの柔軟性
    お子さんが独立して夫婦2人の生活に戻ったとき、戸建てからマンションへ住まいをダウンサイズする予定なのか、そのまま住みつづけるかどうかも一度考えておきましょう。住宅ローンの計画を立てる際に役立ちます。
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    7. 住宅ローンの返済プラン
    現在の家計状況だけでなく、将来かかる教育費用や老後の費用までふまえて無理のない範囲で予算を組みましょう。共働きだからといって2人分のローンを組んでしまうと後々痛い目を見るかもしれません。
    たとえば一戸建てでは固定資産税や修繕費がかかりますし、マンションだと管理費や修繕積立金が毎月発生します。ほかにも思ったより教育費がかさんだ、転職して減収する可能性もあります。共働きだからこそ借りすぎには注意が必要です。

一戸建ての5つのメリット

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ここからは一戸建てとマンションそれぞれのメリットとデメリットを紹介します。前編の今回はまず一戸建てから解説します。マンションと比較した一戸建てのおもなメリットは次の5つです。
一戸建ての5つのメリット
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  • 1. スペースが広い
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  • 2. 騒音や振動が少ない
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  • 3. プライバシーを守りやすい
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  • 4. 動物を飼いやすい
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  • 5. 間取りや内装の自由度が高い
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    1. スペースが広い
    一戸建ての面積はマンションと比較して広い場合が一般的です。お子さんの外遊びや家族でBBQを楽しめる庭といった、家族がゆったりと過ごせる住まいを実現しやすいでしょう。
    また収納スペースをじゅうぶんに確保できる点も魅力的です。庭にも物置きを設置すれば収納スペースを設けられるため、モノが多くなりやすい子育て世帯には助かります。
    また敷地内に駐車場もある物件がほとんどのため、駐車場代がかかりません。買いもので荷物が多いときにも助かります。
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    2. 騒音や振動が少ない
    床や天井、壁を隔てて部屋が隣接しているマンションと違って、一戸建ては建物が独立しています。お隣からの騒音や上下階からの振動が少ないため、ストレスを感じにくいでしょう。
    小さなお子さんがいるご家庭では、逆に自身のご家庭がご近所迷惑にならないか気にする負担も軽減されます。
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    3. プライバシーを守りやすい
    マンションにはどうしても共用部があるため、夜遅くの帰宅や人の出入りなど、なんとなくご近所の目が気になってしまう方もいらっしゃるかもしれません。ご近所とはできるだけ仲良くしたいものですが、付き合いが面倒くさい、できるだけ顔を合わせたくないといった方は戸建てのほうがプライバシーを守りやすいといえます。
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    4. 動物を飼いやすい
    犬や猫などペットと暮らすご家庭も増えています。お子さんにとっては生きものを育て、ふれあって得られる学びは大きいでしょう。最近はマンションでもペットを買える物件が増えていますが、やはり制限がある物件が多いのも事実です。庭のある一戸建てならお子さんと犬や猫が一緒にのびのびと遊べます。
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    5. 間取りや内装の自由度が高い
    とくに注文住宅では間取りや内装を自由に設計できる点が、最大ともいえるメリットでしょう。また中古の一戸建てを購入してリノベーションを施しても、注文住宅と同様の自由度が得られます。
    マンションのリフォーム・リノベーションとなると組合の許可が必要な場合や、場所によっては改修がくわえられない場合もあります。もちろん費用はかかりますが、家族構成の変化やお子さんの成長に合わせて、より住みやすい環境をととのえられる点は一戸建ての魅力です。

一戸建ての3つのデメリット

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住環境においてメリットが多い一戸建てですが、デメリットも存在します。おもなデメリットは次の3つです。
一戸建ての3つのデメリット
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  • 1. メンテナンスの手間がかかる
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  • 2. 交通の便がマンションに劣る可能性が高い
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  • 3. 防犯対策を自分でおこなう必要がある
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    1. 維持管理に手間とコストがかかる
    維持費がかかる点は一戸建てもマンションも同じですが、維持にかかる手間がマンションとは異なります。マンションなら管理組合がおこなってくれますが一戸建てはすべて自分でおこなわなければいけません。
    たとえば外壁の塗り替えや庭の手入れ、各所のリフォームなどです。業者との立ち会いが必要な場合もあり、忙しい共働き世帯には負担となるかもしれません。
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    2. 交通の便がマンションに劣る可能性が高い
    一戸建てはマンションと比較して駅やバス停から離れた物件が多い傾向にあります。駅前といった交通アクセスの良い場所では都市計画上商業地となることが多く、住居もたくさんの戸数が見込めるマンションになる傾向になります。
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    3. 防犯対策を自分でおこなう必要がある
    マンションにはオートロックや監視カメラがついていますが、一戸建ての場合は防犯対策も各家庭でおこなわなければいけません。庭がある場合は通りからの目隠しも必要でしょう。また日中に誰も在宅しないような共働き家庭では、空き巣対策も重要です。
    警備会社を利用してセキュリティを維持するとしても、費用がかかります。マンションでは備え付けの設備も、戸建てでは各自で手間と費用をかけてととのえなければならない点に注意しましょう。

共働き子育て世帯が一戸建てを検討するなら立地と安全性がポイント

今回は共働き子育て世帯が住宅を購入する際に考えたいポイントと、一戸建てのメリット・デメリットを解説しました。共働きのご夫婦が一戸建てを検討する場合は、通勤やお子さんの送迎へのアクセスの良さ、そして周辺環境や防犯対策などの安全性が大きなポイントとなるでしょう。
後編ではマンションに焦点を当てて比較していきます。マンションが気になる方、どちらにするかまだ決めかねている方はぜひ参考にしてくださいね。

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