40代・50代のリスキリングは定年後を見据えて。FPがおすすめの取り組みを紹介
2026年5月1日
執筆者:土屋 ごう
執筆者:土屋 ごう

近年、リスキリングに取り組む方が増えていますね。AIやDXなど、比較的新しいジャンルの学びが注目を集めています。たしかにAIは私たちの日常生活に浸透しつつあり、知識やスキルを習得していく価値は小さくないでしょう。
しかしそうしたデジタル系のスキルは、必ずしもリスキリングで取り組むべき学びではないかもしれません。とくに40代・50代のベテラン社会人なら定年後まで見据えて、ご自身の価値を育てるような取り組みが大切だと私は考えます。
私はFPとして15年以上活動しており、おつき合いが5年、10年と長い方も増えてきました。そのなかで着々とキャリアや資産を積み重ねている方には、注力している活動に共通点がみられます。
そこで本記事では、40代・50代のリスキリングについて、実際に「人生」という大きな視点で結果を出されている方の共通点をもとに、おすすめの取り組みをお伝えします。
しかしそうしたデジタル系のスキルは、必ずしもリスキリングで取り組むべき学びではないかもしれません。とくに40代・50代のベテラン社会人なら定年後まで見据えて、ご自身の価値を育てるような取り組みが大切だと私は考えます。
私はFPとして15年以上活動しており、おつき合いが5年、10年と長い方も増えてきました。そのなかで着々とキャリアや資産を積み重ねている方には、注力している活動に共通点がみられます。
そこで本記事では、40代・50代のリスキリングについて、実際に「人生」という大きな視点で結果を出されている方の共通点をもとに、おすすめの取り組みをお伝えします。

昨今はデジタル系スキルの習得がリスキリングの代名詞となっています。しかし40代・50代においては、こうした流行りともいえるスキルの習得が必ずしも得策とはいえないと私は考えています。
ここでは一般的なリスキリングで陥りやすい失敗を整理したうえで、この世代にとって本当に大切な学びについて考えていきましょう。
ここでは一般的なリスキリングで陥りやすい失敗を整理したうえで、この世代にとって本当に大切な学びについて考えていきましょう。
はじめに、リスキリングの定義を確認しておきます。
厚生労働省のサイトでは、リスキリングについて以下のような記述がみられます。
厚生労働省のサイトでは、リスキリングについて以下のような記述がみられます。
| 「リスキリング(Reskilling)」とは、新しいスキルや知識を習得して、別の職務や業務に対応できるようになることを指します。 |
出典:従業員のスキルアップ・リスキリング | みんなの労働ナビ | 厚生労働省
近年はとくに、デジタル化にともなって生まれる新しい仕事や、進め方が大きく変わる仕事に対応する学びを指すことが増えました。AIやDXの基礎知識はその代表例です。いずれにしろ、一般的な文脈では「これからも仕事で価値を創出しつづける」ために必要なスキルを学ぶ点が強調されます。
ここで40代・50代が陥りやすい失敗は、実務との関連が薄い、自分にとってまったく新しい分野の学習に手を広げ、非効率的な努力に時間やお金を費やすことです。
もちろんAIなどに関しては、今後の時代の流れをふまえて知っておく・ふれておくに越したことはないでしょう。ただ、学びの中心に据えて専門的な理解を追求すべきかどうかはまた別の話です。
この点は会社側の立場で考えると、より理解しやすいはずです。
企業が本当にデジタル人材を求めているなら、40代・50代の社員にゼロから学んでもらうより、即戦力となってくれる若手・中堅人材を採用したほうが効率的でしょう。
反対にベテラン社員はその 豊富な経験や深い業界理解を活かせる、現在の業務の周辺分野にある学びを選ぶほうが合理的です。一般的な文脈でいう「これからも仕事で価値を創出しつづける」も実現しやすいと思いませんか。
ですから、40代・50代においては、最新の学びに飛びつくのではなく、より労力対効果や時間対効果が高い学びを検討したいところです。
近年はとくに、デジタル化にともなって生まれる新しい仕事や、進め方が大きく変わる仕事に対応する学びを指すことが増えました。AIやDXの基礎知識はその代表例です。いずれにしろ、一般的な文脈では「これからも仕事で価値を創出しつづける」ために必要なスキルを学ぶ点が強調されます。
ここで40代・50代が陥りやすい失敗は、実務との関連が薄い、自分にとってまったく新しい分野の学習に手を広げ、非効率的な努力に時間やお金を費やすことです。
もちろんAIなどに関しては、今後の時代の流れをふまえて知っておく・ふれておくに越したことはないでしょう。ただ、学びの中心に据えて専門的な理解を追求すべきかどうかはまた別の話です。
この点は会社側の立場で考えると、より理解しやすいはずです。
企業が本当にデジタル人材を求めているなら、40代・50代の社員にゼロから学んでもらうより、即戦力となってくれる若手・中堅人材を採用したほうが効率的でしょう。
反対にベテラン社員はその 豊富な経験や深い業界理解を活かせる、現在の業務の周辺分野にある学びを選ぶほうが合理的です。一般的な文脈でいう「これからも仕事で価値を創出しつづける」も実現しやすいと思いませんか。
ですから、40代・50代においては、最新の学びに飛びつくのではなく、より労力対効果や時間対効果が高い学びを検討したいところです。
これまでみてきたように、一般的にリスキリングといえば「仕事に役立つスキル」を学ぶことを指します。ただ、40代・50代のみなさんには、定年までの折り返し地点を過ぎている点を考慮してほしいと思います。
要するに、目先の年収アップ・キャリアアップだけを目的とするのでなく、 定年後まで見据えた自己投資こそが本質的なリスキリングだと私は考えます。FP目線で言い換えると、取り組むべきは「class="mojidesign_08">定年後もストレスなく月10万円を稼げる土台づくり」です。
なぜなら、あなたもいつかは仕事をリタイアして老後の生活を迎えるからです。
老後の生活に金銭面での不安を感じる方は非常に多くいらっしゃいます。しかも、老後の生活は20年、30年と長く続きます。そんななか、月に10万円でも無理なく得られるとしたら、心強いと思いませんか。
せっかく何か知識やスキルを身につけるなら、会社のなかだけでなくその後にも活かせるものを選んだほうがお得ですよね。
退職したら、現役時代の会社のブランドや肩書きがなくなります。
そのとき、自分が持っておきたい価値や知識・スキルは何でしょう。
こうした視点で、40代・50代にとっての本当のリスキリングとは、生涯役立つ学びや定年後の土台づくりへの投資だと私は定義しています。
要するに、目先の年収アップ・キャリアアップだけを目的とするのでなく、 定年後まで見据えた自己投資こそが本質的なリスキリングだと私は考えます。FP目線で言い換えると、取り組むべきは「class="mojidesign_08">定年後もストレスなく月10万円を稼げる土台づくり」です。
なぜなら、あなたもいつかは仕事をリタイアして老後の生活を迎えるからです。
老後の生活に金銭面での不安を感じる方は非常に多くいらっしゃいます。しかも、老後の生活は20年、30年と長く続きます。そんななか、月に10万円でも無理なく得られるとしたら、心強いと思いませんか。
せっかく何か知識やスキルを身につけるなら、会社のなかだけでなくその後にも活かせるものを選んだほうがお得ですよね。
退職したら、現役時代の会社のブランドや肩書きがなくなります。
そのとき、自分が持っておきたい価値や知識・スキルは何でしょう。
こうした視点で、40代・50代にとっての本当のリスキリングとは、生涯役立つ学びや定年後の土台づくりへの投資だと私は定義しています。

「そうはいっても年齢を重ねて頭も身体も衰えてきているし、今から何かを学ぶこと自体、非効率的なのでは?」という声も聞こえてきそうです。
私としては、年齢や積み重ねてきた経験を踏まえて、40代・50代だからこそリスキリングに取り組むべき理由が2つあると考えています。さっそく解説していきます。
私としては、年齢や積み重ねてきた経験を踏まえて、40代・50代だからこそリスキリングに取り組むべき理由が2つあると考えています。さっそく解説していきます。
リスキリングを「定年後まで見据えた自己投資」だと捉えるなら、40代・50代から始めても決して遅くありません。定年後の生活は20年、30年と長いからです。仮に定年後も何らかの形で働くとするなら、これから自己投資に励んでも、その成果を活かせる時間が十分にあります。
また、自己投資といっても、まったく新しいことを始める必要はありません。0を1にするのではなく、これまで積み重ねてきた経験や業界理解に「1」を足していくイメージを持ちましょう。
社内での評価を伸ばせて、かつ定年後の20年、30年でも役立つ力を育てる取り組みとして考えたいところです。
また、自己投資といっても、まったく新しいことを始める必要はありません。0を1にするのではなく、これまで積み重ねてきた経験や業界理解に「1」を足していくイメージを持ちましょう。
社内での評価を伸ばせて、かつ定年後の20年、30年でも役立つ力を育てる取り組みとして考えたいところです。
現役のうちは、勤め先の会社名や役職、肩書きが信用を補ってくれる場面もあるかもしれません。しかし、退職したら何の看板も持たない状態で人と関わり、新しい役割をつくっていくことになります。
そのとき問われるのは、人間性や信頼感、コミュニケーションのとり方、相手の役に立てる力です。会社員としてではなく、1人の人間としての在り方がより重要になっていきます。
人の在りようは一朝一夕に変えられるものでなく、変容には数年、10年の時間を要します。だからこそ40代・50代のうちから、 会社の外でも通用する価値を育てておく必要があるといえるでしょう。仕事上での取り組みはもちろん、趣味の場や余暇での活動もリスキリングの一環となり得ます。
そのとき問われるのは、人間性や信頼感、コミュニケーションのとり方、相手の役に立てる力です。会社員としてではなく、1人の人間としての在り方がより重要になっていきます。
人の在りようは一朝一夕に変えられるものでなく、変容には数年、10年の時間を要します。だからこそ40代・50代のうちから、 会社の外でも通用する価値を育てておく必要があるといえるでしょう。仕事上での取り組みはもちろん、趣味の場や余暇での活動もリスキリングの一環となり得ます。

これまで私が拝見してきたなかで、キャリアや資産を着実に積み重ねてこられた方の多くは、金銭的な資産以外にも「3つの資産」を育んでいる点が共通しています。
3つの資産を大ざっぱにいうと、健康・仕事・人間関係です。これらは定年後に月10万円をストレスなく稼ぐための土台にもなります。それぞれについて、くわしくみていきましょう。
3つの資産を大ざっぱにいうと、健康・仕事・人間関係です。これらは定年後に月10万円をストレスなく稼ぐための土台にもなります。それぞれについて、くわしくみていきましょう。
心と体の健康は、仕事や生活、お金の悩みなど
すべてを解決しうる最大の資産です。仕事をするにも、外食や旅行、趣味といった私生活の楽しみを味わうにも、健康であることが欠かせません。
ここで意識したい指標が「健康寿命」です。健康寿命とは、介護や寝たきりにならず、自立して生活できる期間を指します。…仮にお金を潤沢に持っていたとしても、寝たきりになってしまったら楽しみにお金を使うことも難しいですよね。
健康寿命と平均寿命との差は、男性で約8.5年、女性で約11.6年とされています。(※)この差をなるべく縮め、健康を維持した長生きを目指しましょう。
もうひとつ、お金の切り口で健康への投資を考えてみます。
健康維持は金銭面でもリターンの大きい投資です。今、NISAやiDeCoで資産運用に取り組んでいる方は、年間でどれくらいのリターンが出ていますか?多くの方は、年間に投資で得るリターンよりご自身の年収のほうが大きいはずです。
「働ける健康」は投資よりも大きなリターンを得られる最大の資産です。健康であれば医療費も抑えられます。食事・睡眠・運動の習慣と、習慣に取り組む時間の捻出に、惜しまずお金を投じましょう。
参考:健康寿命とはどのようなもの?|リスクに備えるための生活設計|ひと目でわかる生活設計情報|公益財団法人 生命保険文化センター
【関連記事】
ここで意識したい指標が「健康寿命」です。健康寿命とは、介護や寝たきりにならず、自立して生活できる期間を指します。…仮にお金を潤沢に持っていたとしても、寝たきりになってしまったら楽しみにお金を使うことも難しいですよね。
健康寿命と平均寿命との差は、男性で約8.5年、女性で約11.6年とされています。(※)この差をなるべく縮め、健康を維持した長生きを目指しましょう。
もうひとつ、お金の切り口で健康への投資を考えてみます。
健康維持は金銭面でもリターンの大きい投資です。今、NISAやiDeCoで資産運用に取り組んでいる方は、年間でどれくらいのリターンが出ていますか?多くの方は、年間に投資で得るリターンよりご自身の年収のほうが大きいはずです。
「働ける健康」は投資よりも大きなリターンを得られる最大の資産です。健康であれば医療費も抑えられます。食事・睡眠・運動の習慣と、習慣に取り組む時間の捻出に、惜しまずお金を投じましょう。
参考:健康寿命とはどのようなもの?|リスクに備えるための生活設計|ひと目でわかる生活設計情報|公益財団法人 生命保険文化センター
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この記事を読んでくださっているあなたは、もしかしたら「定年退職したらもう働きたくない」とお考えかもしれません。その理由は、今の仕事で大きなストレスを抱えているからではないでしょうか。
では、もし比較的少ないストレスで働けるとしたら、考えは変わりそうですか。
先ほどから「定年後もストレスなく月に10万円稼ごう」とお伝えしている理由はここにあります。
定年後の仕事は「何をするか」と同じくらい、「 比較的ストレスなく続けられるか」が重要です。定年後も充実した生活を送る方の多くは、現役時代のうちから「定年後の仕事の種」を見つけ、育てています。
ここでいう仕事の種とは、あなたが比較的ストレスなく続けられる活動かつ、誰かの役に立つものです。
まず現在の仕事のなかにヒントがあるかもしれません。たとえば現在の業務で専門知識やスキルを培っているなら、定年後のアドバイザリー業務や相談業務につながる可能性があります。
一方で、仕事以外の日常生活や趣味のなかから見出せるもあるでしょう。歴史や文化にくわしいなら地域の観光ガイド、野山にくわしい方は里山保全スタッフ、書道やフラワーアレンジメントが好きな方は教室の先生といった形が考えられます。
ポイントは、今手元にある活動に好奇心を持って取り組むことです。仕事や趣味を長く続けていると、少しずつ新鮮味が薄れていって、向き合い方も何となく惰性的になりがちです。一度姿勢を正して、自分に足りない知識やスキルはないか、より専門性を深められないか、守備範囲を広げられないか見つめなおしてみましょう。
これといった趣味がないという方は、食わず嫌いせず、好奇心を持っていろんなことをかじってみましょう。
では、もし比較的少ないストレスで働けるとしたら、考えは変わりそうですか。
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定年後の仕事は「何をするか」と同じくらい、「 比較的ストレスなく続けられるか」が重要です。定年後も充実した生活を送る方の多くは、現役時代のうちから「定年後の仕事の種」を見つけ、育てています。
ここでいう仕事の種とは、あなたが比較的ストレスなく続けられる活動かつ、誰かの役に立つものです。
まず現在の仕事のなかにヒントがあるかもしれません。たとえば現在の業務で専門知識やスキルを培っているなら、定年後のアドバイザリー業務や相談業務につながる可能性があります。
一方で、仕事以外の日常生活や趣味のなかから見出せるもあるでしょう。歴史や文化にくわしいなら地域の観光ガイド、野山にくわしい方は里山保全スタッフ、書道やフラワーアレンジメントが好きな方は教室の先生といった形が考えられます。
ポイントは、今手元にある活動に好奇心を持って取り組むことです。仕事や趣味を長く続けていると、少しずつ新鮮味が薄れていって、向き合い方も何となく惰性的になりがちです。一度姿勢を正して、自分に足りない知識やスキルはないか、より専門性を深められないか、守備範囲を広げられないか見つめなおしてみましょう。
これといった趣味がないという方は、食わず嫌いせず、好奇心を持っていろんなことをかじってみましょう。
家庭・職場以外の「サードプレイス」は、現役世代にとってもスキルアップや精神的な充足を得られる場として注目を集めていますね。それだけでなく、定年後には孤独や喪失感を防ぐ重要な資産となります。
たとえばランニングや音楽をはじめとする趣味のサークル・習いごとの場などが代表例です。また、面倒事のイメージが強い町内会も、意識や関わり方次第で有意義な場となり得るでしょう。
仕事を退職すると、環境や生活リズムの変化は避けられません。人との接点が急に減るために孤独感や役割を失った喪失感をおぼえ、気力の低下が生じやすくなります。また、在宅時間が長くなるためパートナーとの摩擦が増えるケースもみられます。
毎日の仕事は生活を支える収入源であるとともに、精神面を支える役割も担う活動です。仕事以外にも心の拠り所を持っておくことは 心の健康リスクへの対策にもなります。
また、サードプレイスは人間性を磨く場にもなります。
仕事はひとりでは成り立ちません。お客さんや職場の仲間とのコミュニケーションが必ず生じます。会社の看板や肩書きがなくなった定年後に「この人なら信頼できる」「この人と関わりたい」と思ってもらえるかどうかは、あなたの人間性にかかっています。夫・妻/父親・母親/会社での役割を離れ、ひとりの人間として参加できる場では、こうした人間性も磨かれていくでしょう。
退職後の毎日が充実している人は、趣味や地域活動などを通じたサードプレイスと、素晴らしい人間性を持っている傾向があります。定期的な予定や人との接点の存在、社会に自分の居場所や役割があるという感覚は、心の安定につながります。人から信頼されてよいコミュニケーションが生まれることで、充実感はさらに増すでしょう。
たとえばランニングや音楽をはじめとする趣味のサークル・習いごとの場などが代表例です。また、面倒事のイメージが強い町内会も、意識や関わり方次第で有意義な場となり得るでしょう。
仕事を退職すると、環境や生活リズムの変化は避けられません。人との接点が急に減るために孤独感や役割を失った喪失感をおぼえ、気力の低下が生じやすくなります。また、在宅時間が長くなるためパートナーとの摩擦が増えるケースもみられます。
毎日の仕事は生活を支える収入源であるとともに、精神面を支える役割も担う活動です。仕事以外にも心の拠り所を持っておくことは 心の健康リスクへの対策にもなります。
また、サードプレイスは人間性を磨く場にもなります。
仕事はひとりでは成り立ちません。お客さんや職場の仲間とのコミュニケーションが必ず生じます。会社の看板や肩書きがなくなった定年後に「この人なら信頼できる」「この人と関わりたい」と思ってもらえるかどうかは、あなたの人間性にかかっています。夫・妻/父親・母親/会社での役割を離れ、ひとりの人間として参加できる場では、こうした人間性も磨かれていくでしょう。
退職後の毎日が充実している人は、趣味や地域活動などを通じたサードプレイスと、素晴らしい人間性を持っている傾向があります。定期的な予定や人との接点の存在、社会に自分の居場所や役割があるという感覚は、心の安定につながります。人から信頼されてよいコミュニケーションが生まれることで、充実感はさらに増すでしょう。

AI時代といわれる今、リスキリングとしてAIを使いこなすための知識やスキルを学ぼうとする方が多くみられます。時代の流れに乗ることももちろん大切ですが、みなと同じ学びに取り組んでも抜きん出にくいといえます。
AIを使ってできることではなく、AIの苦手な部分に注目する逆張りの発想をしてみましょう。
これまで私がお会いしたなかで、キャリアや資産を上手に積み重ねている方はどなたも、AIの苦手な部分=人間ならではの3つの力に長けていると感じます。
さっそく、ひとつずつ紹介していきます。
AIを使ってできることではなく、AIの苦手な部分に注目する逆張りの発想をしてみましょう。
これまで私がお会いしたなかで、キャリアや資産を上手に積み重ねている方はどなたも、AIの苦手な部分=人間ならではの3つの力に長けていると感じます。
さっそく、ひとつずつ紹介していきます。
第一に、好奇心です。好奇心は仕事の種にもサードプレイスにもつながっていく大切な力です。仕事中心の毎日では、体力面や時間的な余裕のなさから、これらの資産がみつかっていない方も少なくありません。そうした方でも、ほんの少しの好奇心が将来をひらくきっかけになるかもしれません。
たとえば会社の飲み会なども「面倒だ」と切り捨てるのではなく、ふだんあまり接点がない人と話す機会、新しい情報を入手できる機会だという捉え方もできます。あるいはパートナーやお子さんが楽しんでいる趣味に1回自分も参加してみるといった行動もとれます。
必ずしも真新しい、大きな挑戦である必要はなく、まずは仕事や日常生活に対して「何かおもしろそうなことはないか」といった目を向けてみましょう。
このとき、興味の芽を自分で摘まないことがポイントです。
せっかく何かに関心を持っても、「でももう若くないし」「でも時間がないし」「でも疲れそうだし」と、ふた言目を「でも」で継ぐクセはありませんか。せっかくの可能性の芽を、まだやってもいないのに自分で摘んでしまっては、とてももったいないと私は思います。
自分に合わないと思ったらやめればよいだけです。まずは1回でも行動に移してみましょう。
たとえば会社の飲み会なども「面倒だ」と切り捨てるのではなく、ふだんあまり接点がない人と話す機会、新しい情報を入手できる機会だという捉え方もできます。あるいはパートナーやお子さんが楽しんでいる趣味に1回自分も参加してみるといった行動もとれます。
必ずしも真新しい、大きな挑戦である必要はなく、まずは仕事や日常生活に対して「何かおもしろそうなことはないか」といった目を向けてみましょう。
このとき、興味の芽を自分で摘まないことがポイントです。
せっかく何かに関心を持っても、「でももう若くないし」「でも時間がないし」「でも疲れそうだし」と、ふた言目を「でも」で継ぐクセはありませんか。せっかくの可能性の芽を、まだやってもいないのに自分で摘んでしまっては、とてももったいないと私は思います。
自分に合わないと思ったらやめればよいだけです。まずは1回でも行動に移してみましょう。
第二に、コミュニケーション能力があげられます。相手の話に耳を傾け、相手の気持ちを想像して行動する。小学校の道徳の授業で習うような、人としての基本姿勢です。仕事の本質は人助けですから、
働くうえでも不可欠な力だといえます。
こうした基礎的なコミュニケーションは、実はAIには難しい、人間ならではの特性です。AIは表面的に丁寧な受け答えはできますが、その場の空気や相手の感情の機微を本当の意味で察知することはできません。
一見厳しくも思える本質を突いた言葉や、言葉だけでない行動でのサポートは、人間ならではの温かいコミュニケーションであり、信頼関係や助け合える関係の土台となります。
昔から「情けは人のためならず」といいますね。人に対する思いやりは、まわりまわって自分のためにもなるものです。人との良好なつながりが生まれやすくなり、結果として自分にとっても心地よい居場所をつくりやすくなります。
自分のためでもあると思って、コミュニケーションのとり方を一度見つめ直してみてはいかがでしょうか。
こうした基礎的なコミュニケーションは、実はAIには難しい、人間ならではの特性です。AIは表面的に丁寧な受け答えはできますが、その場の空気や相手の感情の機微を本当の意味で察知することはできません。
一見厳しくも思える本質を突いた言葉や、言葉だけでない行動でのサポートは、人間ならではの温かいコミュニケーションであり、信頼関係や助け合える関係の土台となります。
昔から「情けは人のためならず」といいますね。人に対する思いやりは、まわりまわって自分のためにもなるものです。人との良好なつながりが生まれやすくなり、結果として自分にとっても心地よい居場所をつくりやすくなります。
自分のためでもあると思って、コミュニケーションのとり方を一度見つめ直してみてはいかがでしょうか。
第三が、課題を設定する力です。すべての仕事は誰かの困りごとを解決することで成り立っているからです。AIは、与えられた問いへの回答は得意ですが、「そもそも何が問題なのか」「何を考えるべきか」の発見は苦手といえます。したがって、表面的にみえている課題ではなく、その奥に潜む
真の困りごとを適切に捉える力が、今後ますます重要になっていくでしょう。
問いを立て、課題を設定する力を養うには、現場での経験や観察力、違和感を察知できる直感、当事者意識などが土台になります。ですから、豊富な経験を持つ40代・50代は課題の設定においては非常に有利な立場にあるといえます。
何となく惰性で仕事に取り組むのではなく、市場・顧客・同僚・会社組織をもう一度よく観察してみましょう。そのうえで、どんな小さな疑問でもよいので、「なぜ」「どうして」と問いを立てる習慣を意識してみてください。
問いを立て、課題を設定する力を養うには、現場での経験や観察力、違和感を察知できる直感、当事者意識などが土台になります。ですから、豊富な経験を持つ40代・50代は課題の設定においては非常に有利な立場にあるといえます。
何となく惰性で仕事に取り組むのではなく、市場・顧客・同僚・会社組織をもう一度よく観察してみましょう。そのうえで、どんな小さな疑問でもよいので、「なぜ」「どうして」と問いを立てる習慣を意識してみてください。





