一番簡単な節税方法は贈与をすること |
相続税をかからなくする方法をシンプルに考えれば、 亡くなるときに持っている財産の額が少なければいいわけです。 現金で不動産を買えば評価額が下がるので節税になるとか、 現金で生命保険を買って非課税枠を使い切るとか、 子の嫁を養子にいれるとか、いろいろ方法はあるかもしれません。 でも、シンプルに考えるとやはり、 「普通の贈与をしつづける」ということが一番だと思います。 贈与税にも受け取った人1人あたり110万円という非課税枠があります。 たとえば子が2人いる家族でこれを55歳のときから75歳の時まで20年間続ければ、 110万円×20年×2人=4400万円も無税で資産を移せます。 (ただし都度あげるものを変えるとか時期を変えるとか、金額をかえるとか、 毎年決めているという風にしなければ、「連年贈与」として、 がっつり税金がかかってしまう可能性があるので要注意!) 効果大です。 ちなみに、「相続時精算課税制度」というので、 2500万円まで贈与税は無税で贈与できますが、 これは名前の時のごとく「相続の時に精算し課税する制度」なので、 税金の後払い的側面があります。 相続税が明らかにかからなそうなお宅であれば、使ってOKですが、 そうでなければ、節税の観点からは基本お勧めできない制度です。 こう、書いていくと、簡単に書こうと思っても、 注意書きが必要とか、いろいろ頭をよぎり、 結局は難しくなってしまいます。 わからない点などはお気軽に質問してくださいね。 |