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「奨学金」〜未来の自分への投資

いろいろと悪い印象を持たれている奨学金ですが、「未来の自分への投資」として前向きにとらえることができると考えています。

学びたい分野や就きたい職業があるなど、学ぶ意欲の高い学生にとって、金銭的理由でその道を断念することは大変悲しく辛いことです。

今回の記事は奨学金を視野に入れている方のために、奨学金の内容と種類について、どこに申し込めばいいのかなどをご紹介しています。ご参考にしてください。



奨学金とは:経済的理由で修学が困難な優れた学生に学資の貸与を行い、
また、経済・社会情勢等を踏まえ、学生等が安心して学べるよう、
「貸与」または「給付」する制度です。

奨学金は大きく「貸与型」「給付型」「免除・減免型」に分かれています。
奨学金受給者の9割が利用するJASSO(日本学生支援機構)において、貸与型奨学金を利用する学生は2.6人に1人といわれています。

1.「貸与型」と「給付型」の奨学金(様々な制度の紹介)

貸与型・・・返済義務のある奨学金制度
給付型・・・返済が不要な奨学金制度

最も利用者数の多い日本奨学金機構(JASSO)の制度を見てみましょう。


<貸与型奨学金>
・第一種:無利息
・第二種:利息がつくパターン

貸与型の第一種と第二種の違いは、利息の有無だけではなく、その選考にも違いがあります。

・第一種:特に優れた学生及び生徒で経済的理由により著しく修学困難な方に貸与
・第二種:第一種奨学金よりゆるやかな基準によって選考された方に貸与

<給付型奨学金>
人物・学力・家計の基準を満たしたうえで、高等学校等の推薦が必要。
家計基準は、家計支持者が
(a)住民税非課税世帯、(b)生活保護世帯、(c)社会的養護を必要とする人のいずれか。
給付月額は自宅生が国公立2万円、私立3万円、自宅外生が国公立3万円、私立4万円。

しかし、年間130万人の学生が利用する貸与型奨学金に比べ、給付型奨学金を利用できる学生は2万人と非常に狭き門でした。

2. 大学無償化法

2019年の大学無償化法がきっかけとなり、2020年4月から給付型奨学金の新制度がスタートしました。

・授業料等の減免や減額、給付型奨学金の支給

<授業料等減免>
入学金と授業料が減免されるという内容です。
国公立ならほぼ全額支援を受けられ無償になりますが、
私立の場合にはもともとの学費が高いため、支援額自体は国公立より多くなりますが、75%程度の支援となります。
また昼間制・夜間制・通信制でも違いがあります。

<給付型奨学金>
返済不要の奨学金が支給されるという内容です。
こちらも、国公立と私立で金額に差があります。

また、奨学金については自宅から通うのか、下宿など自宅外から通うのかによって金額に違いがあります。自宅外から通う方が生活費もかかるので、支給額は高くなります。

・大学無償化法の支援対象となる学生とは

@世帯の収入が低い学生
住民税100円未満:全額支援
住民税100円〜25,600円未満:2/3支援
住民税25,600円〜52,300円未満:1/3支援

A世帯の資産が少ない学生
収入のある人が家庭に2人いる場合:2,000万円以下
収入のある人が家庭に1人いる場合:1,250万円以下

※つまり、“資産がある”または“一般的な収入がある”場合、無償化の対象外となります。

〜成績や意欲に関する条件について〜
高校3年生:評定平均3.5以上で、進路指導等で学習意欲が見られる者、または3.5未満の場合はレポートや面談で学習意欲が見られる者
大学1年生:高校の評定平均3.5以上かつ学習計画書で学習意欲を判断、または入学試験の成績が入学者の1/2以上、高卒認定試験の合格者のうち学習計画書で学習意欲を判断
大学2〜4年生:成績のGPAが1/2以上かつ標準単位数以上の単位取得、学習計画書で学習意欲を判断

もっと詳しく知りたい方へ、
「自分の場合はどうなっているのかな?」と気になった場合には、下記の日本学生支援機構 進学資金シミュレーターで調べてみてくださいね。
日本学生支援機構進学資金シミュレーター
https://www.jasso.go.jp/shogakukin/oyakudachi/shogakukin-simulator.html

3. 奨学金はどうやって借りる?

最も知名度が高く、利用者数が多いのは国が運営する独立行政法人 日本学生支援機構(JASSO)です。

JASSOは、国が行っている事業であり、信頼度も高いため、無利子や給付型の奨学金の利用が可能な学生であれば、JASSOを利用することがおすすめです。

しかし、JASSOの審査によって給付型や第一種(無利子)奨学金が受けられない方は、JASSOの第二種(有利子)を申し込む前に、
無利子の奨学金事業を行っている他の団体を利用することも検討してみてください。

実施団体の状況(平成28年度調べ)

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参照:日本学生支援機構(https://www.jasso.go.jp/about/statistics/syogaku_jittai/h28.html

上記表からも分かる通り、学校が運営する奨学金制度数は圧倒的に多いのが特徴です。

特に私立大学が実施する奨学金制度の中には、無利子や返済の必要がない給付型の奨学金制度が充実している学校もありますので、まずは志望する学校の奨学金制度に条件が当てはまるかを調べてみましょう。

学校の奨学金利用が難しい方には、地方公共団体が行っている奨学金制度がおすすめです。それぞれお住まいの都道府県・市町村で内容や条件は異なります。

JASSOでは条件(地域・申し込み時期)から、自分が支援を受けられる可能性のある団体を検索することができますので、可能性のある団体の条件・内容を検索していき、支援が受けられる団体を絞っていきましょう。

JASSOの奨学金制度検索はこちら(https://www.jasso.go.jp/about/statistics/shogaku_dantaiseido/index.html

奨学金は大きな金額になる傾向になりますので、できる限り有利子ではなく、無利子で借りることのできる団体を探すことが大切です。

<大学独自の給付型奨学金がある学校の一例>

・中央大学 各学部独自の奨学金制度
https://www.chuo-u.ac.jp/campuslife/scholarship/list/university_faculties/faculty/
・神奈川大学 奨学金案内
https://www.kanagawa-u.ac.jp/campuslife/scholarship/overview/
・学習院大学 奨学金
https://www.univ.gakushuin.ac.jp/life/scholarship/about/original.html

4.奨学金は「学生自身」の借金

平成30年の学生調査学生調査によると、奨学金制度を利用している学生は47.5%。学生の2人に1人は奨学金制度を利用していることとなります。

参考元:日本学生支援機構 「平成30年 学生生活調査」(https://www.jasso.go.jp/about/statistics/gakusei_chosa/__icsFiles/afieldfile/2020/03/16/data18_1.pdf

奨学金制度は、他の金融機関ローンと比較すると審査が通りやすく、気軽に借りることができます。

さらに、最初に奨学金の申請を行う時期は高校3年生の比率が最も高いこともあり、奨学金申請の時点では「将来の返済計画までしっかりと考えていなかった」「返済する必要があると知らなかった」という人もいます。

実際に、JASSOでは学校卒業の7ヶ月後から返済が開始しますが、年間15.6万人が奨学金の返済を3ヶ月以上延滞していることが分かっています。

また、滞納者の86.4%は「奨学金を負担に感じている」と回答しており、多くの社会人が卒業後に奨学金返済で苦しんでいる現状は、大きな社会問題にもなっています。

参考元:日本学生支援機構 「平成 30 年度奨学金の返還者に関する属性調査結果」(https://www.jasso.go.jp/about/statistics/zokusei_chosa/__icsFiles/afieldfile/2020/06/17/h30zokuseichosa_gaiyo.pdf

まだまだ、日本の奨学金制度では「貸与型」の奨学金を受給する学生が多いため、社会に出てから本人へ返済義務が発生します。

奨学金を借りることで、進学が可能になったり、在学中は学業に集中できたりと、多くのメリットがあることは間違いありませんが貸与型の奨学金は、あくまでもローンです。

• 奨学金の平均返済期間は15〜20年と長期間返済しなければならないこと。
• 学校卒業後には「学生自身」の借金になる。

ということは必ず頭に入れておきましょう。

返済開始してから「こんなはずじゃなかった。」と後悔しないためにも、奨学金申請前にしっかりと返済計画を立て、毎月の返済が負担にならない金額を借りることが大切です。

5. 家計の急変で返済が苦しい場合にはどうする?

学生時代にどれだけ完璧な返済計画を立てていたとしても、失業、景気の悪化、コロナウイルスの影響、病気やケガで思うように働けない、など思いがけない出来事で家計が急変することもあるでしょう。
そんな場合、JASSOには2つの方法があることを知っておきましょう。

1. 減額返還制度
2. 返還期限猶予制度

それぞれの条件と内容をご紹介します。

1. 減額返還制度
予定していた金額の返還は厳しいが、減額すれば返済できる場合に利用する制度です。
主に災害・傷病・経済的困難・失業などが原因で返済が難しい場合に願い出ることができ、一定期間の間(最大15年間)返済額の1/2〜1/3に減額することが可能です。

減額返還制度の適用条件は以下の通り
• 経済的理由により返済が困難であること
• 年収が325万以下であること
• 願書の時点で延滞していないこと
• JASSOの口座振替(リレー口座)に登録していること
• 月払いで返還していること

減額返還制度が受理されると、返済期間中の利息は国が負担してくれるため、総返済額は変わることなく、毎月の負担を減らすことができます。

しかし、毎月の返済額を減らすことによって、さらに完済までの期間が伸びてしまうことを覚えておきましょう。

2. 返還期限猶予制度
返還期限猶予制度は、災害、傷病、経済困難、失業などの返還困難な事情が生じ、減額返還制度でも困難になった時には一定期間(最大10年間)、月々の返還を先に延ばすことができる制度です。

減額返還制度の適用条件は以下の通り

• 経済的理由により返済が困難であること
• 年収が300万以下であること
• 願書の時点で延滞していないこと

返済を猶予してもらっている間は、利息がつきません。奨学金の総返済額は変わらず、毎月の支払いをストップしてもらうことができるので安心して返還期限猶予制度を利用することができます。

6. 奨学金は支払いが滞る前にまず相談

どちらの制度も願書の時点で延滞していないことが条件となっていますので、万が一支払いが滞りそうな場合には、余裕を持って申請することが大切です。

ただし、どちらの制度も返還総額が変わるわけではありません。減額して少しずつでも返還していけると、将来への負担も減らすことができます。

まずは、「日本学生支援機構の猶予減額受付窓口」に経済状況が厳しい旨を相談しましょう。一人一人にあった無理のない返済方法を提案してくれます。

参考元:日本学生支援機構「返還が難しいとき」(https://www.jasso.go.jp/shogakukin/henkan_konnan/index.html

7. 何のために進学するのか?自己投資として考える

労働者福祉中央協議会が奨学金を返済中の39歳以下へ行ったアンケート調査では、奨学金の平均借入金額は324.3万円であり、毎月の平均返済額は16,880円でした。

参考元:労働者福祉中央協議会「奨学金や教育費負担に関するアンケート調査」(http://www.rofuku.net/CMS/wp-content/uploads/2019/03/b91ff18c02e840ae68b0adeec67790c8.pdf

貸与型奨学金の場合、借りることのできる奨学金額は月額制になっており、2万円〜12万円の1万円単位から選択することができます。

奨学金貸与可能な金額は、奨学金の種類ごと、学校の種類ごと、また自宅からの通学か否かによっても変わります。平成30年時点での入学者に可能な貸与月額を以下の表にまとめました。

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※私立大学医・歯学の場合は12万円に4万円の増額可、私立薬・獣医学の場合は12万円に2万円の増額可。

JASSOの平均借入金額である5万円(第二種)で4年間借りたとすると、
5万円×12ヶ月×4年=240万円
となり、毎月の返済額は以下の金額になります。※年利は3%を上限に貸与年度によって異なります。

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引用元:日本学生支援機構「大学・返還例」(https://www.jasso.go.jp/sp/shogakukin/henkan/houhou/sample/sample_daigaku.html

さらに、詳しい返済金額・期間が知りたい方はJASSOの返還シミュレーション(https://simulation.sas.jasso.go.jp/simulation/)がありますので、借入金額を決める際にはJASSOの返還シミュレーターを利用し、将来自分が返せそうな金額を選択するようにしましょう。

ある生涯賃金の調査によると高卒と大卒では、生涯年収におおよそ4000万円の差がうまれるというデータがあります。

参考元:ユースフル労働統計2019「生涯賃金」(https://www.jil.go.jp/kokunai/statistics/kako/2019/documents/useful2019_21_p314-358.pdf

学生時代に投資した時間とお金は、社会人になった時に返ってくるもの。学生時代に投資した金額は、年収を上げるための自己投資として考えてほしいと思います。

とはいえ、数百万円を借りて進学するのであればなおのこと、学びたい分野・目指している職業を見つけるなど、「何のために進学するのか」という明確な目的と覚悟を持って進学することが大切です。

まとめ

経済的負担が理由で大学進学を諦めず、まずは給付型の奨学金を申請してみてくださいね。

これから日本の奨学金制度がさらに無利子、給付型に変わる今後の政策に期待し、すべての未来ある学生が家庭の金銭問題で自らの可能性を潰してしまうことのないことを願うばかりです。

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