Q&Aコラム:住宅ローンの金利上昇への対応について |
Q. 最近テレビなどでもよくみるのですが 変動金利を固定金利にする家が増えているみたいです。 今わが家は変動金利でローンを払ってます。 固定金利に変えたほうがいいのでしょうか? A.金利のことですが、変えるべきかどうかは悩ましいところではあります。 しくみから考えると 基本的に変動金利は短期プライムローン(政策金利に強く影響を受ける)ものに連動し、 固定金利は10年国債の利回りに影響をうけます。 よって固定金利型の金利は上がっても、変動金利型は上がらないということもありえます。 そして、今言われているのは、国債の利回りによる金利の上昇なので、 固定金利の方が上がっている状態です。 変動金利の方は今後景気がよくなるのであれば、上昇する余地があると言えます。 ただし、政策金利に影響をうけるため、 すぐに変動金利が急上昇することはありえないと予想されます。 現在変動金利で最優遇(に近い)金利の適用を受けていれば、 今よりも1%程度高い金利が確定することになります。 また、借り換えにはローン手数料(保証料)等費用がかかります。 (戻ってくるものもあります) 今金融試算がある、もしくは今後しっかりと貯蓄や運用をし積み立てていけるという 家庭ならば焦って借換をする必要はないと考えます。 貯蓄や運用資産があれば、いざという時には繰上返済をして、 負担を軽減することができるからです。 反対に余裕がないのであれば、借換をすべきと考えます。 そして借換をするのなら、金利の上昇を考えれば、 なるべく早く実行すべきなのかもしれません。 報道では、そうでなければ報道にならないので、 一般的な答えをつくりがちですが、 実際は各家庭の状況によってことなります。 マスコミによって考えるきっかけになることはよいことですが、 踊らされずにしっかりと自分の立場で考えるようにしてください。 |