地震保険は必要か? |
(このコラムは2011年1月に書かれたものです) 必要かどうかは考え方次第。 現預金に余裕がある方は不要でしょう。 余裕がない方はあった方がいいと思いますが、 保険料が高くなる。ジレンマです。 地震についてこんなデータがあります。 ・今後30年以内の大地震発生確率 宮城県沖地震(M7.5前後) 99% 東海地震 (M8.0前後) 87% 南関東地震 (M6.7〜7.2)70%(関東地方南部) 東南海地震 (M8.1前後) 60%(紀伊半島南東沖) 南海地震 (M8.4前後) 50%(紀伊半島の熊野灘沖から四国南方沖) 科学的根拠は乏しいと言われたりもしていますが、 これだけの確率で起きると。 火災保険では、地震による火事も補償されません!! 間接的であっても地震によって起きた火事は、 地震保険でしか補償されないのです。 特徴は ・火災保険の特約につけるものである。 (最近は地震補償保険というのもありますが。) ・火災保険の保険金額の50%までしか入れない。 全壊、全焼ではない場合はさらに少なくなる。 ・保険料が高い といったところでしょうか。 ポイントは全壊、全焼で(全損)なく、一部損と判定された場合は 見舞い金程度になります。(地震保険の金額の5%)(半損という判定では50%) ちなみに公的補償(国から)は300万円程度あるようです。 大地震で怖いのは延焼です。 いくら自分の家が地震に強くてびくともしなくても、 周りにそうでない家があり、そこから火が出て、延焼してきたら、 どうしようもありません。 想像すればわかるとおり、大地震の際は消火が遅れますから。 だから、判断ポイントとしては、 自分の家の耐震性、耐火性と 住宅密集地かどうか、 で要不要を判断すればいいと思います。 また、建物でなく家財の地震保険は、 建物より優先度が高いと考えます。 特に預貯金に余裕がない人は、賃貸の方でもあった方がいいのではと思います。 家財は家より壊れやすいので。 さらに、地震保険だけでは怖い場合は、国の地震保険に上乗せできる、 地震補償保険というものもでてきています。 今回の記事もそこから参考にしたところもありますので、 リンクを載せておきますね! http://www.jishin.co.jp/ |