医療保険の入り方講座@〜医療の現状を知る〜 |
CMやセールスマンの言うことをそのまま信じて、 必要以上に怖がり、医療保険に入っている方も多いと思います。 そんな方のために、医療保険の入り方、というよりも、 考え方を書いていきたいと思います。 今回はまず、病気の現状を知るという目的で書いていきたいと思います。 厚生労働省の平成20年患者調査より、 平均入院日数を調べてみました。 胃ガンで26.8日、 大腸がんで19.2日 長い脳血管疾患で104.7日 詳しくは厚生労働省HPを参照してください。 http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/kanja/08/index.html 意外と短いと思いませんか? 保険料が安く、一番保険金をもらえそうなパターンで試算してみます。 A生命さんのHPで保険料で試算してみたところ、 入院日額1万円、一入院60日、7大生活習慣病は120日になる特約、 手術給付金20万円、先進医療つき、終身払い(一生涯払い続ける) 30歳男性で月3420円年額41040円となります。 終身払いなので、一生涯払い続けなければなりませんが、 目安として、50歳までで、82万800円、 60歳までで123万1200円、70歳までで164万1600円 80歳までで205万2000円が皆さんが支払う保険料となります。 ではもらえる保険金額を試算してみましょう。 一番入院の長い脳血管疾患で試算してみます。 脳血管疾患を患って104日入院した場合、 入院日額1万円のものなら104万円、(7大生活習慣病に該当するので120日上限) 手術給付で20万円入っても、124万円です。 費用対効果を考えるとどうなんですかねぇ。 ちなみに、上記の保険料は一生涯保険料を払い続けるものです。 脳血管疾患での受療率を調べてみると、10万人につき279人(平成17年患者調査)、 1000人に2.79人です。 話をガンに変えます。 50歳を前にがんにかかるのは、 男性で2.2%(100人に約2人)、 女性で4.4%(100人に約4人)です。 10人に1人がガンになるのは64歳までです。 先程は平均的に入院が長くなる傾向のもので計算しているので、 ガンの場合の費用対効果は言わずもがなだと思います。 ガンの場合の特約を増やすと今度は保険料が高くなります。 結局費用対効果は?だと私は思います。 なんだか結論じみてしまってますが、 これで終わりではありません! 次回は「医療保険の入り方A保険会社のマーケティング戦略にだまされるな!」 をお送りします。 医療保険の入り方は、 @医療のの現状を知る(今回) A何もしなくても医療保険に加入している。 B保険会社のマーケティング戦略にだまされるな! Cではどうしたらいいの? の4回にに分けていきます。 |