学資保険に加入してはいけないA |
※この記事は2012年頃に書いた古い記事であり、状況が変わっています。 最新の教育費の記事は こちらをご覧ください。 学資保険に加入してはいけない@の回で書きました通り、 今回は学資保険の代替案を考えてみたいと思います。 まずは、当然のことながら、毎月一定額積み立てるということが基本です。 @銀行で積立定期などで積み立てる。 「低金利の時に長期固定金利の商品を買うな」の条件は満たせます。 しかし、他のものと比較しても金利はよくないし、 ちょっとピンチの時に使ってしまうリスクは多いかもしれません。 (子供がいると金利が優遇される定期預金というのも銀行によってはあります。) A証券会社でMMFを積み立てる。 MMFとは投資家から預かったお金を、安全性の高い短期金融商品で 運用し安定した収益の確保を目指す投資信託のことです。 詳しくはMRF、MMFをうまく利用しようの回を。 「低金利の時に長期固定金利の商品を買うな」の条件も満たし、 定期預金などより利回りもよく、 また、証券会社で取引をあまりしない人ならば、 学資保険同様、いつの間にか貯まってた感もあり、 安全志向の人には学資保険よりベターな方法かと思います。 B証券会社で投資信託などで積み立てる。 10年以上積み立てる前提であれば、 多少リスクを取っても、ドルコスト平均法が効き、 悪くないかもしれません。 (わからない人は「ドルコスト平均法とは」で検索してみてください。) 今は、1000円単位で積立可能な証券会社もありますので、 少額でもいろんな商品を組み合わせて分散投資が可能です。 また、銀行引き落としもできる場合もあります。 その場合は手数料や信託報酬が少ないものを意識してください。 近日中にドルコスト平均法や分散投資など投資信託などについても書きます。 C低解約返戻金型定期保険に加入する。 簡単に説明すれば、ある一定の期間をすぎて解約すれば、 払った金額よりも多く戻ってくる、というものです。 一般的には学資保険よりも戻りがいいため、 学資保険の問い合わせを保険会社にすると、 営業の人がこっちをすすめてくるということも多いようです。 (学資保険よりも営業の手数料がいいからという理由もありそうです) 私的にはおすすめしません。 理由は、ある一定期間に解約したときは学資保険よりも戻りが悪いことと、 それでも劇的に戻り金がよくなるわけではないので、 「低金利時代の鉄則」に反しています。 それぞれの考え方によりますが。 D勤務先により可能であれば、財形貯蓄を利用する。 銀行だと金利がよくないので実はあまりおすすめできませんが、 いざという時に、低利で教育資金の融資を受けることができます。 (いざという時がないために積み立てるのですが) また、勤務先によっては証券会社の投資信託なども買えます。 これができる場合は、お勧めです! もっともっと考えればでてくるかもしれませんが、 代表的なものではこんなものでしょうか。 私が言いたいことは、 教育資金の積立=学資保険という短絡的な発想ではなく、 いろんな選択肢を検討しましょう!ということが言いたかったわけです。 別に学資保険に加入してはいけない、というわけではありません。 ついでに、絶対入ってはいけない子ども向けの保険があります。 それは、子ども向けの医療保険。 最近は、子ども手当マネー争奪戦で力を入れているところもありますが、 医療保険は陳腐化しやすいものなので、 一生涯のものを若いときに入っても、 いざ使う時には時代遅れになってしまっている可能性があるからです! 子どもの医療費は自治体から助成されるところも多いですから、 基本的に不要です。 わかりにくいところなどあったら、気軽に相談してください! ※学資保険で呼称をすべて統一していますが、 こども保険など教育資金を積み立てる保険全てのことを指しています |