学資保険を使うか、投資信託を使うか、その他生命保険にするか、どういう手段にするかよく考えましょう。

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学資保険に加入してはいけない@
※この記事は2012年頃に書いた古い記事であり、状況が変わっています。
最新の教育費の記事は
こちらをご覧ください。

過激なタイトルをつけてみました(苦笑)

本音を言えば、いけないわけではありません。

でも加入してはいけない!くらいのつもりで

よく検討してほしいと思いこのタイトルにしました。



では、中身に行きましょうか。

まずはマイナス面から検討してみましょう。


・途中で解約すれば、戻ってくるお金は

 払った額よりも少ない場合が多い。

→20年近くにわたる長期間にわたるものです。

 住宅購入を控えていたり、お子様が増えたり、

 経済的な変化の予定はありませんか?


・低金利時代の鉄則、金利が悪い時に長期固定の金利のものを買ってはいけない!

→私のブログでよく登場している鉄則です!

 せっかく金利がよくなっても、今の低金利で固定されるからです。

 だから、少なくとも今は加入すべき時ではないと思います。


・生命保険会社の健全性は大丈夫?だって長期のものですから。

→破たんの可能性は未知数ですが、貯蓄性の高い保険商品はものは、

 万が一生命保険会社が破たんした場合大幅に損になります。

 破たんという面では国に守られている銀行、証券会社より

 保障が薄いです。


・保険って実はいろんな経費が差し引かれてるんですよね。

→手数料とか、運用コストとか、営業コストとか。

 (それを言い始めたら、預金や投資信託などもそうですが)

 でもそういったムダなコストをより少ないものを選びたいものです。


・悪い面ではありませんが、保険会社のマーケティング戦略にはまってませんか?

→他の手段も検討しましたか?

 何も教育資金の積立方法は何も、学資保険だけではありません。



ではいい面を。

・保険になっていると解約するのに手間が多いので、家計のピンチになっても

 手をつけにくく、将来的にはたまりやすい。

→学資保険があってよかった、という声をよく聞くのはこの理由が多いです。

 でも、これは本質的なメリットとは言い切れませんが。


・もし契約者に万が一の時には、以後の払い込みは不要で、

 将来のお金を受け取れるものもある。

→これは保険の本来の機能です。

 でも教育資金分も含めて生命保険に入ってませんか?


・受取金額の率(返戻率)から積立利率を計算し、

 毎年の利率が1%を超えるものなどもあり、

 今の金利情勢が続くとしたら、悪くないものである。

→これは考え方次第です。この10数年間の金利をどう考えるかによります。


以上列挙してみました。

ひとついい面に反論を加えるならば、

「学資保険なら、ピンチになっても手をつけにくい」の項目で、

別に学資保険でなくてもよく、銀行の定期だと手をつけやすいですが、

証券会社などの普段行かないようなところの商品ならば、

同様な効果が得られるかもです。

とにかく大切なのは、「お金に色をつけること」。

これは教育資金の積立だと肝に銘じておけばいい。

それで多少の改善効果はあります。

次回Aでは学資保険の代わりにどう積み立てる方法があるか検討していきます。

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